大阪府立高校、自己申告書の書き方のコツ

大阪府立高校の受験を考えていて、自己申告書書けない・・。
何かコツ教えて!
こんなお悩みにお答えします。
■ 本記事を書いてる人
この記事を書いてる私は主婦歴16年です。少しでもラクに家事×受験×介護をモットーに日々活動中です。
今回は、自己申告書を書くコツを分かりやすく紹介します。
* 個人的な考えでこの記事を書いています。合否に責任が持てませんので、自己責任でお願いします。
この記事を読めば、自己申告書(アドミッションポリシー)が書きやすくなる、そんな記事です。
実際に書いてみて感じたことをコツとしてまとめてみました。

それでは、自己申告書を書いていきましょう!
まずコツとは・・
ポイントとしては、分かりやすい言葉に変えてみたことです。
難しい言葉だとわかりづらいので、自分なりの解釈をしてみるところから始めました。
アドミッションポリシーを分かりやすい言葉に変えてみる
* 大阪府公立高校のアドミッションポリシー >> PDF
天王寺高等学校のアドミッションポリシー
本校は、人類の幸福を願い、平和を守り、人権を重んずる、民主的な社会の形成者の養成を教育方針として掲げています。このような人づくりを実現するため様々な教育活動を展開しており、同時に日本や国際社会で活躍するグローバルリーダーの育成をめざしています。グローバルリーダーに必要な素養は学力に加え意欲・行動力・志・優しさであり、それらのすべてを身につけることが目標です。
- 自由闊達・質実剛健・文武両道の校風を理解し、深い教養を身につけるだけでなく、行事・部活動・探究活動等に積極的に取り組む意欲を有する生徒(意欲)
- 思考力・判断力・表現力を育みながら目標に向かって全力を尽くせる生徒(行動力)
- 世界市民として多様性を理解し協働性を備え主体的に社会貢献する高い志を持つ生徒(志)
- 様々な個性の存在を理解するとともに尊重し合い、自分にも他人にも優しい生徒(優しさ)

むっ・・。言葉が難しい・・。
自分で考えた解釈に変えてみた
私はこういう感じで、分かりやすい言葉に変えてみました。
本校は、人類の幸福を願い、平和を守り、人権を重んずる、民主的な社会の形成者の養成を教育方針として掲げています。
\\ 分かりやすくしてみた //
うちは、世界で活躍するようなグローバルリーダーになるような人に来て欲しいと思ってるねん。
このような人づくりを実現するため様々な教育活動を展開しており、同時に日本や国際社会で活躍するグローバルリーダーの育成をめざしています。
グローバルリーダーに必要な素養は学力に加え意欲・行動力・志・優しさであり、それらのすべてを身につけることが目標です。
\\ 分かりやすくしてみた //
グローバルリーダーになるためには、学力はもちろん、意欲・行動力・志・優しさがいるんやけど、つまり、やる気いっぱいの学校で、自ら学びたいと思う気持ちある?
- 自由闊達・質実剛健・文武両道の校風を理解し、深い教養を身につけるだけでなく、行事・部活動・探究活動等に積極的に取り組む意欲を有する生徒(意欲)
\\ 分かりやすくしてみた //
うちは、心が広くて、かざりけがなくて、まじめで、しっかりしてて、芯がある人が集まってて、勉強もクラブも両立してるねん。
行事などイヤなことも、しんどいことも、めんどくさいことも、前向きに参加する人が集まってて、中学校でそういう経験あるかな?
- 思考力・判断力・表現力を育みながら目標に向かって全力を尽くせる生徒(行動力)
\\ 分かりやすくしてみた //
目標を達成するために、どうすればいいか考えたり、自分で決めたり、友達などにうまく伝えたり。トラブルやハプニングなど解決しながら、むっちゃがんばってきた経験あるかな?
- 世界市民として多様性を理解し協働性を備え主体的に社会貢献する高い志を持つ生徒(志)
\\ 分かりやすくしてみた //
自分とは考え方が違う人が世の中にはいて、どちらかと言えば、気が合わないかもしれない人と同じ目標に向かって自分で考えて、自分で行動した経験はある?
そして、ボランティアなど、人のためにお手伝いをしたり、自分の利益はないけれど、誰かが喜ぶようなことをした経験ある?
- 様々な個性の存在を理解するとともに尊重し合い、自分にも他人にも優しい生徒(優しさ)
\\ 分かりやすくしてみた //
自分とは思っていることや考えていることが違う人がいることを知って、そういう人のことを思って行動した経験はあるかな?
相手のいいなりになるのではなく、自分の考えや意見もちゃんと持って行動したことあるかな?
と、会話的な感じに換えてみました。
どういう生徒さんが来て欲しいか?
というメッセージを自分なりに理解してみることが大事です。
「世界市民」のように、ピンとこないところは、さらに、ツッコミを入れつつ、意味を調べたり、学校のホームページを何度も見たり、誰かと会話したりしてみるといいと思います。
アドミッションポリシーに沿った文を書く
アドミッションポリシーに、
行事・部活動・探究活動等に積極的に取り組む意欲を有する生徒
とあるのに、
積極的に取り組んだことを全く書いていない申告書だと、高校側が「積極性がないな・・」と思ってしまいます。
「意欲的に」「積極的に」「活動に取り組む」「チャレンジ精神」などのキーワードがある場合は、行事や活動に参加しているとか、自主的に参加しているものなど、積極的に何かをしていることを書かないとダメです。
やってきたことをとにかく書く
自己申告書を書くために、やってきたことを、書いて、書いて、書きまくります。
「運動会」「部活動」などの行事や、「むっちゃ練習頑張ったな・・」「負けてくやしかったな・・」「ケンカしたな・・」「練習きつかったな・・」など、気持ちの面も書き出します。
たくさん書き出したネタのうち、実際に使うのは2個程度ですが、書きまくってください。

ネタが2個でいいなら、たくさん書きだす必要ないと思うんだけどな・・
この面倒なことが
自分が感じたこと = 自己申告書が書きやすくなるコツ
になります。
自分が何を学んだのか、どんな経験をしたのかなどを書きだすことが自己申告書を書く近道です。
ここからが具体的に書いていくコツになります。
自分がどのように行動したか
「この自己申告書で合格した!」というような確実な情報が公開されていないため、あくまで憶測ですが、経験内容は他の受験生とかぶると思います。
つまり、さきほど書き出したことにおいて、
「その時、自分がどのようなことを考えて、自分がどのように行動したか」
で差をつけるしかありません。
例えば、「部活動の練習がんばったな・・」を書きたいなら・・
なぜ、練習をがんばったのか
なぜ、練習をしたのか
自分は部活動ではどのように活動をしたのか
自分はなぜ練習をさぼらなかったのか
自分が、がんばれたのはなぜか
など、これぞ!というキーワードを探してください。
「部活動から、△△を学んだ。」「部活動から、〇〇という力が身についた。」などの文章が書ければバッチリです。
リーダー的経験は書きやすい?
正直言うと、リーダー的な経験は書きやすいです。
リーダー的な経験は、人間性や責任感、コミュニケーション力など、アピールポイントが盛りだくさんです。
キャプテンや生徒会長はなりたくてもなれるものではないので、信頼されて選ばれているようなリーダーは、自己申告書として書きやすいです。

だから、生徒会の立候補をすすめられたり、部活動入っといた方がいいよ!とか言われるのかもしれないね。
リーダー的な経験がなくても書ける
ですが、リーダー的な経験がなくても自己申告書は書けます。
例:「運動会で組体操を経験した」で考えてみます。
こんな感じで書き出していきます。
技を成功するために、何度も練習した。
最後まであきらめずに取り組んだ
技の失敗が続き、何が問題なのかをクラスで話し合いをし、練習を重ねることで本番で成功した。
自分が基準となるポイントとして指名された。( → まじめに学校に来ていることや、責任感がないとできないので、すごいアピールになる!)
技が成功した時、最後までやり遂げたという達成感があった。
やればできるという経験ができた。
などの経験や学ぶことがあります。
もし、個人として、倒立ができるために家で何度も練習したのなら、
「あきらめず頑張ったこと」がアピールできます。
「倒立ができるために、自分はどういう行動をしたか」
「なぜ、倒立を成功するために頑張ったのか」
あきらめずにがんばったことで、「何を学んだか」
を書きます。
また、チームとして成功するためにしたことがあれば、
- クラスで朝練をした
- 放課後に練習した
- 話し合いをした
- できる人ができない人を教えた
など、何かしらのエピソードがあるかと思います。
団体競技の場合、
「成功という目標のために、チームとしてどのようなことをして、目標を達成したのか」
ということが書けるので、こういう点も加えるといいと思います。
「自分がその時、どのような行動をしたか」を具体的に書くといいと思います。
団体競技の場合、積極的に参加している点もアピールできます。
自ら進んで、話し合いに参加しているは、最高のアピールポイントです。
同じく、その経験から何を学んだかを書きます。
元々持っているイメージがある
意外と気づかないのが、元々持っているイメージがあります。
組体操と言えば、ほとんどの大人は経験しているのでイメージをすることができます。
「練習きつかっただろうな・・」とか、体重が重い子だと、「下で痛くて重たい思いをしてただろうな・・」とか、体重が軽い子だと、「上でポーズを決めるのは怖かっただろうな・・」といったようなイメージがそれぞれあります。
組体操だけでなく、野球・ダンス・生徒会・キャプテン・・・などのイメージが人それぞれあります。
イメージしやすいことほど、共感が得られます。
話が戻りますが、組体操だと「裸足で痛い」とか、「技を成功するために頑張った」というのは、「組体操」という言葉だけで伝わります。
少しきつい言い方をすると、組体操は頑張らないとできないものだと分かっているので、頑張ったは当たり前なんです。
私が思うことは、組体操で裸足で痛いことや頑張ったことを高校側が知りたいわけではなく、
- 技を成功するために何をしたのか
- なぜ頑張ったのか
- どうやって目標を達成したのか
- トラブルや困ったことがあった時、どのようにして解決したのか
- 何を学んだか
を高校側は知りたいはずです。
組体操という経験を経て、自分が感じたことを書きます。
自分が経験して工夫したこと・苦労したこと・努力したこと・チームとしてどのようなコミュニケーションを取ったのかなどを書くことがコツ
です。
中学校生活で経験したことを書いて、書いて、書きまくることで、「自分の思い」を探してください。
何より、他の受験生と同じ経験でかぶるかもしれませんが、自分が感じたことは人それぞれです。
ここで差をつけるしかありません。
自分の言葉で書く
よりよい文章を書きたくて、ネットで文章を探してしまいがちですが、ネットの内容を参考にしすぎると、自分らしさがなくなってしまいます。
必ず、自分が思った文章で書くことが大事です。
また、親が口だししたくなりますが、そこは我慢です。
もし、大人が書くとなると、ビジネス用語になってしまいます(笑)
「熟考の末」とか、「検討しました」、「腑に落ちませんでした」など使いそうになります。
普段、中学生が使わない言葉で書いたとしても、読んでる側からすると、全く気持ちが伝わりません。
「よく考えた結果」とか、「何度も考えました」とか、「何日も悩みました」・・など、自分の言葉で書く方が断然、伝わります。
ただし、SNSで使ってるような「むっちゃ考えた!」「努力しまくりました!」などの表現は気持ちはすごく伝わりますが、自己申告書的にはダメなので、そういう言葉遣いは親がチェックするといいと思います。
親がチェックするところ
① 誤字・漢字ミスをチェック
✖ しずらい
〇 しづらい
など、親がチェックしてあげるのがいいと思います。
※ 記号「!」「?」も自己申告書にはNGです。
② 同じ言葉や内容の繰り返しがないか
このような文章を書きたいとします。
だから、私は悩みました。だから私はこうやって解決しました。
みたいな文があったら、
だから、私は悩みました。考えた結果、私はこうやって解決しました。
とすれば、いかがでしょうか?
それと、
私はダンスを習っていました。ダンスは小学校の時から習っていて・・・
この文の場合、ダンスを習っていることを2回伝えてしまっています。
私は小学校の時からダンスを習っていて・・
などに変えることでスッキリします。
ちょっとしたコツになりますが、同じ言葉を何度も使うと、しつこい感じとなるため、いろんな言葉を使って変化をつけて書くのがいいと思います。
③ です・ます調など統一されているか
書き方を統一すると読みやすいです。
「〇〇です。」と書いている中、「〇〇である。」という文があると、読んでいて、「ん?」となってしまうので、
「ですます調」で書くなら、途中、「〇〇だ。」「〇〇である。」がないかをチェックするといいと思います。
経験したからこそ書ける文がある
自己申告書で、自分をよりよくみせるために、嘘を書こうと思ったら書けるかもしれません。
ですが、実際、自己申告書を書いてみて思ったことは、経験していないことは書けません。
「経験しているからこそ、書ける文があって、思いがある」と思いました。
\\ こういうアピール方法がある //
こういうアピール方法がある
遠足・林間学習・修学旅行・職業体験・運動会・合唱コンクール・文化祭などの行事
目標がある中、その目標のためにどんなことをしたか・自分はどのように行動したかなどが書けます
部活動・生徒会・係・委員会
学年や性別が違う中で、学んだこと・人をまとめること・優勝に向けて努力したことなどが書けます
野球・サッカー・ダンスなどずっと続けている習い事
習い事を辞めようと思った時、どのようにして続けようと思ったか・続けたことで何を学べたかなど書けます
授業前に先生から前の授業どこまで進んでいるかを聞かれた
信頼されていること・まじめ・学校へ行く意志の強さ、責任感があることが書けます
学校を休んでいた友人にノートを見せてあげた
相手の立場に立ってものごとを考えれるところ・相手を思いやる気持ち・責任感・まじめさが書けます
授業では必ず手をあげて発言した
積極的に授業に参加したところや、人の話をちゃんと聞けるところが書けます。
わからないところがあると、先生に必ず聞きに行った
分からないことをそのままにしない・自分が納得するまで突き詰めたところが書けます。
などです。
「学校を休んでいた友人にノートを見せてあげた」は、自分では大したことじゃないかもしれませんが、これは信頼関係がないとできないし、授業のノートをしっかり書いているからこそできることで、誰もができることではないです。
「授業をまじめに聞いてる」ということにもつながります。小さいことでもすごいアピールポイントが出てきます。
中学校生活においてやってきたことなどを書きだしていきましょう!
そして、これならいっぱい書ける!というものを選び、文章がおかしくてもいいので、とにかく書くことをおすすめします。

よし!がんばって書こう!
まとめ
自分がやってきたことに自信を持ち、自分の言葉でアピールするのがいいと思います。
自己申告書は何度も何度も書き直しして、受験前にむっちゃ大変やん!って正直思いました。
しかし、自分が中学校で頑張ってきたことを改めて知ることができ、きっと高校でも頑張れる!と思う気持ちにさせるものなのかもしれません。
志望する学校に入学できること祈っています。
最後に、改めて、この記事は個人的な意見で書いています。合否に責任が持てませんので自己責任でお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
はつごかんでした。
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